あなたの使っているヘナは天然のヘナ?それともケミカルヘナ?

 


昔から雑貨店や通信販売で売られているヘナ。古くは5000年以上前からボディペイントや、一説にはクレオパトラの爪にも塗られていたと言われています。現代ではインドを中心に毛髪の染色やトリートメント、タトゥーなどに使用されています。

日本においてもヘナで染色やトリートメントを目的に使用する女性が増えてきています。もちろん美容室でも導入されているところも多く、プロの手で使われているものでもあります。

しかし、今やヘナと一口に言っても様々であり、本来自然の植物だけのものであったはずのヘナに化学染料のジアミンが含まれている偽者のヘナもあるので注意が必要です。

ここで偽者と本物のヘナの見分け方をご紹介します。

その前にヘナとは何かということから解き明かしていきましょう。ヘナは南アジアや中東諸国に生息する「HENNA」(ヘンナ)の葉を乾燥させて粉にしたものです。日本名では、ミソハギ科指向花です。ミソハギ科指向花は雑草に類するほど丈夫な潅木で、ほうっておくと3~6メートルにも達して、白やピンクの花を咲かせます。枝先にはとげがあることから、垣根として利用しているところもあるくらいです。発色の原理としては、ヘナの有効成分であるローソンが関与しています。ローソンには発色の源になる赤色色素が含まれ、酸性溶液中で毛髪の主成分であるケラチンに絡み付いて染まります。つまり極端なダメージ毛にはケラチンが欠落しているため、染まりません。

ここで偽者のヘナを「ケミカルヘナ」と呼ぶことにします。「ケミカルヘナ」はアルカリカラー剤などに配合されているジアミンと呼ばれる染料を混ぜているもので、100%天然ではありません。また、聞きなれないと思いますが、ダイヤモンドグリーンと呼ばれる石を混ぜ、古く枯れた茶色になったヘナの葉に、グリーンの石を混ぜ、緑の新鮮な葉に見せかけているヘナもあります。これは日本人が緑色の葉の新鮮なものが欲しいとの要望が多いため、色付けしているもので、一部流通しているようです。

これらを見分ける簡単な方法をご紹介します。まず、ティッシュを用意し、その上に粉の状態のままヘナを乗せます。ティッシュを折りたたみ、そのまま24時間放置します。翌日見てみると・・・天然のヘナは実はあまり色が出ません。薄くシミになるくらいです。ところが「ケミカルヘナ」は水につけてすぐに黒く色が染み出してきます。ダイヤモンドグリーンのヘナはいつまでも緑色のままでいます。

本物のヘナは本当に自然のもので不自然な色が染み出したりしないのが特徴です。ぜひいくつか実験してみて比べてみてください。